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インクルーシブ公園の砧公園に行ったら、遊具に感動した話

こんにちは! 保育士のぽとす(@potosu_hoiku)です!

 

この間、ついに行きたいと思っていた砧公園に行ってきました。

 

この公園、ただの公園ではなく、障害がある、ないに関わらず、すべてのこどもが楽しめるような遊具(インクルーシブな遊具)が置いている、日本ではじめてのインクルーシブ公園です。

 

しかも、この公園ができたのは、今年の3月24日と、まさにできたてホヤホヤ!

 

実際に行ってみると、遊具一つ一つに細かい工夫がされており、平日ではありましたが、いろいろな子が楽しそうに遊んでいる姿が印象的でした。

 

全国のこどもたちに、そしてお母さんお父さんに、ぜひ行ってほしいなと感じる公園でした!

 

今回は、実際に砧公園に行ってみた体験をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

 

インクルーシブ公園までの道のり

砧公園の主な入り口はいくつかありますが、私は美術館近くの駐車場入口から入りました。

 

駐車場は広く、一時間300円と、この地域にしては安めなのでしょうか。

 

そこから入っていくと、その緑に、そしてその広さに圧倒されます。

 

 

砧公園は東京ドーム約8個分もあるため、公園のすべてを見て回るだけでも一日ががりになりそうです。

 

 

この道を歩いているだけでも楽しい気分になりますね!

 

少し歩くと、看板を発見! 

 

インクルーシブな遊具が置いてあるのは、このみんなのひろばであるようです。

 

更に歩くと、この広場の説明を発見。

 

ぽとす
ぽとす
障害のある子もない子もみんながたのしく遊べること」という、シンプルでありながら力強い言葉です。

色んなインクルーシブ遊具をみてみた!

入口

 

さあ、ついにみんなの広場に到着しました!

 

 

この広場の周りには、しっかりとした柵が囲われているため、親御さんにも安心です。

 

 

いざ中へ入ります。

 

幅広なスロープ

まず目についたのは広いスロープにつながっている遊具です。

 

 

この遊具であれば、車椅子や歩行器でも、らくらく登ることができそうです。

 

別の遊具でも広いスロープを見ることができました。

 

 

まだ新しいこともあって、緑や青などの色がとても鮮やかで、歩いているだけでとてもうきうきしました!

 

大人の私が歩いても、非常にゆとりあると感じるほどで、またその手すりも非常にしっかりとしているため、安定感がありました。

 

ぽとす
ぽとす
こんなロッククライミングも幅広です。

 

みんなで遊べるシーソー

幅広いのは、通路だけではありません。

 

シーソーも幅広に設計されていて、こどもが3人くらいであれば横一列に並べるほどの広さがあります。

さらに、取っ手があるため、シーソーから落ちて怖い思いをした……というお子さんでも、安心です。

 

安全な回転遊具

面白いなって思ったのは回転遊具です。

 

回転遊具は一昔前は危険なもので、こどもによる事故が多くおきたため、いまはほとんど見ることができません。

しかし、さすがのインクルーシブ公園だけあり、しっかりと座る場所があることや、指を挟む箇所を極力減らしていることもあり、安全に楽しく遊べることができます。

考える遊具

こんな遊具を発見しました。

たべものといえば……なんでしょうか? 私はラーメンを思い浮かべました。

 

こういった言葉も、こどもがふと考える機会を持てていいですね!

 

私も、保育園にこういった言葉のスペースを作れたらなって思いました。

 

そして、この場所にはこんな遊具がありました。

 

なんだと思います?

 

これは、スタートのところにひっかかっている輪っかを……

 

こうやってずらして動かして……

 

 

こんなふうにどんどん進めるものです。(写真がわかりにくくてすいません……)

 

 

最終的にゴールまでたどり着かせることができました! やったー!

 

大人の私でも非常に楽しい遊具ですね! こどもがやったらもっと楽しいのではないでしょうか!

 

犬とねこの顔出し看板が楽しい

 

どんな子でも遊べるブランコ

この公園ではブランコが3種類あります。

 

一つは普通の公園でよくあるようなブランコ。

 

もう一つは、チャイルドシートのようなブランコです。

 

 

このように、バーを上に上げて、

 

 

下の方でカチッとはめて乗ることができます。

 

 

このはめるものは、しっかりとした作りで、大人の私でもなかなか外すことが難しいようなものであったため、小さなこども一人では外すことができないでしょう。

 

さすがに、私は乗りませんでしたが、乗っていた子どもたちが結構な高さまで揺らしていました。

 

その様子をみてても、投げ出されることはないだろうな……って感じるほどの安定感でした。

 

そして、最後は円盤型のブランコ

こども一人が楽に乗れるような広さのあるブランコです。

 

バランスを崩さないか心配になるかもしれませんが、四本のチェーンでしっかりと支えられ、さらにその接合部分も太い部品が使われていたので、安心ですね。

 

 

私はこの公園を平日に行ったのですがこれらのブランコは本当に人気で、誰もいないブランコを撮影するのに30分以上待ったほどです。

ぽとす
ぽとす
ブランコに乗っているこどもの、とっても楽しそうな表情が印象的でした!

 

ちょっと休むスペース

遊具に疲れたらちょっと休むスペースもほしいですよね!

 

その点もちゃんと考えられています。

 

まずはベンチ

普通のベンチと比べて広く、手すりが対角線上に設置してあります。

 

このようなベンチのおかげで、車椅子のこどもの移動が楽になること、ちょっと横になるスペースが必要なこどもにとっては、うれしいベンチになっています。

 

さらに、この広場の中央には日陰のあるベンチもあったため、夏でも気持ちよく休むことができます。

ぽとす
ぽとす
ちなみにこの屋根、一見植物のように見えますが、実は人工物です。ちょっと驚きですね。

 

その他にも、この広場の中に切り株のような遊具もありました。

 

中にはちょっとした座るスペースがあったため、こどもたちが遊びなからちょっと休むことを想定しているのでしょう。

 

座ってみると、人工的なものでありながら、なぜか落ち着けるような空間になっています。

 

ぽとす
ぽとす
こういう場所って、こどもたちにとってすっごい重要なんですよね!

 

砧公園に行ってみた感想

インクルーシブ公園というと、なんだか難しそうで、楽しめるのって思うかもしれません。

 

でも、実際に行き、その遊具に触れてみると、安全の中でも、楽しく遊べるような工夫がされていました。

 

また、この公園は、ただインクルーシブ遊具が置いてあるだけでなく、いろいろなところにこどもへの配慮がされていました。

 

例えば滑り台、7月のこともあり、すべり面が熱くなっていたため、やけどをしないように使用禁止のネットが張られていました。

 

また、遊具の周りにはゴムチップが使われており、転んでも怪我をしにくいような設計になっています。

 

このような設計だと、過保護ではないかと思うかもしれません。

 

でもこの公園は、どんなこどもでも楽しめるような、インクルーシブ公園

 

中には、肌が非常に弱いような子や擦り傷が重大な怪我になってしまう子がいるでしょう。

 

そうしたこどもでも楽しめるような設計をしている公園は、まさにインクルーシブ公園の名前にふさわしいのではないかと感じました。

砧公園の地図・アクセス

砧公園の地図

砧公園へのアクセス

 

東急田園都市線「用賀」駅 徒歩20分 または東急コーチバス(美術館行き)「美術館」下車

小田急線「千歳船橋」駅 東急バス(田園調布行き)「砧公園緑地入口」下車

小田急線「成城学園前」駅 東急バス(都立大学駅北口行き)「岡本一丁目」下車

駐車場あり(一時間300円、20分ごとに100円)

駐輪場あり

バイク駐輪場あり